森プラス開拓&暮らし体験フィールド開発の足跡|basekokko

自然の中で、誰にも気兼ねすることなく、自由気ままに、そのまんま素直でシンプルな気持ちになれる居場所。

森と共に、五感を研ぎ澄まし、自分でできることをやりながら、生きる実感を感じられる場。

森にいろいろなものを足し算して、新しいコトを生み出していく「森プラス」プラットフォーム。

そんな理想のフィールドをつくろうと信州小諸で開拓作業の真っただ中。

といってもアラカン(59歳・57歳)夫婦が二拠点を行ったり来たり。思わぬ予定も入ってきて当初スケジュールはどこかへ消えつつ、ちまちまやっているのでなかなか進みません(笑)。

ド素人がゼロからどこまでできるのか?まさに完成のないフロンティア。そんな現地での開拓や小さな家づくりの様子を写真や動画で紹介しています。

※記事更新が実作業に追いついていません(汗)。あしからずご了承ください。

目次

2023.8|電柱設置・ユニットシャワー・外壁貼り

何とか一面をクリア!久方ぶりに足場をはずしました。これから三面、足場を再度組み立てながら進めていきます。

電気配線が出ているところはドリルで丸くくり抜きます。どうです?なかなかの出来栄えでしょ?

失敗は許されない、一発勝負。となるとまたまた予想を超える手間と時間。足場のある高い面から少しずつの作業。

美しく仕上げたい!その一心で釘は等感覚で打てるよう自作定規をあてての作業。でも実際はズレてしまった・・・。

外壁は真鍮釘で留めていきます。風合いがあっていい感じ、でもやわらかくて打つのはむずい。

待ちに待った外壁材が届きました。信州はやっぱり唐松、し自然のままで使います。

おおもとの電柱からの引き込みのときに集中豪雨。そんな中、電気工事屋さんに作業をやり切っていただきました。感謝!

電線は地中に埋めてもらいます。地上だと木枝に引っ掛かって切れてしまうリスクがあるから。森の家ならではですね。

仮設電柱から約1年半。やっと幹線引き込み、本電柱が立ちました。インフラ~って感じです。

このあたりの手さばきは必見。少しでも真似できるよう凝視します。

排気ダクトなるものがどうつながっていくのか、構造の勉強をさせてもらいます。

文明の利器が初めて家にお目見え。職人さんが手際よく組み立てていきます。

2023.7|浄化槽設置・透湿シート・足場・野縁・胴縁・断熱材

高所作業はもれなく3倍の時間が掛かります。焦らず確実に、サッシまわりは特に念入りに。

一日没頭していつも写真が撮れるのは夕方。でも夕暮れ時のオレンジが映えて気持ちが和みます。

胴縁内部に湿気が溜まらないよう途中に通気できるスキマを開けていきます。となると単純に貼っていくでは進まない。またしても手間と時間の連続。

外壁材の下地になる胴縁を貼る工程へ進みます。作業ポイントをサポーター建築士に確認、忘れないうちにメモに。でないとどんどん忘れていきます汗。

野縁の間に断熱材。酷暑で狭い屋根裏に寝転んで上へ向かってはめ込む作業。「何でオレってこんな目に遭うんだろう・・・」とダイハードばりのセリフが出てきます。

苦労して設置した絵。なんちゃって大工、日本家屋の一端を担った気になってご満悦のひとときです。

ロフト部分は予想以上に高温になります。屋根下の断熱材を二重にするため、急遽、野縁を付けることに。この夏は酷暑、屋根裏は高さが低いし劣悪な環境をかいくぐります。

森+オニヤンマくん。悠然と構えた姿はさすがですね。

足場なしでは届かない一部分を残していったんタイベック終了。甘くみていたら予想以上に時間が掛かる作業、いつものことですが・・・

5メートルの足場は上に上がると下で見ていたのとは風景が違います。足をすくみながら上まで貼り終えたときは感動もの。

サッシまわりは細かい採寸とカットが必要です。手を抜くとやり直しがきかない。慎重に貼っていきます。

途中段階まではできました。問題がさらに上の段をつくること。足場板がわりにチェンソー製材で切り出したアカマツを代用することにしました。

屋根のてっぺんがある側は5メートルの高さ。さすがに足場なしでの作業には限界があります。単管パイプで自作足場づくりにチャレンジ!

前日に見かけたセミの幼虫が翌日に大人になっていく・・・。タイベックの上で貴重な場面に出会うことができました。

表面積が大きい裏側は思った以上に時間が掛かりました。一本のロールを二人で巻き付けていく作業は上に行くほど手間取る場面が。

サッシの下、間などの狭いところは各々カット。ブチルテープ(防水テープ)でしっかりおさえていきます。

透湿防水シート着手。タイベックを採用。下から貼り進めていきます。こうすることで上から流れる雨水侵入を防ぎます。

仕上がりました。このピカピカ感に見惚れてしまいます。職人さんにきくと10年以上やっているとのこと。なるほどの納得感。

浄化槽ちゃんはほぼ埋まりました。頭の部分と配管のみのカット。二度と見れません。

底は真っ平にしていきます。見事なコテさばきで水平がとれていく・・・。

業者さんの作業は何度見ても手際よさに目を見張ります。こんなふうに重機が操られたら・・・願望は尽きない。

まずは地中深く掘り下げていきます。粘土質の先は岩盤。重機をもってしてもなかなか進んでいかない土壌です。

潜水艦のようなユーモラスな筐体が浄化槽。地中に埋まると二度とお目にかかることができない貴重な絵です。ちなみに僕たちのフィールドは規制があり、高度処理型という少し大きめの浄化槽になります。

とりあえずスペース確保、まだまだ整理は終わってません。ここからはプロにバトンタッチします。

いつも頼りになる相棒。といってもまだその力を100%引き出せていません。というか、ちょいちょい木と挟まって迷惑をかける始末。早く一人前になりたい。

まずは浄化槽の場所周辺の伐採作業から。酷暑の中、いつもの七つ道具の登場。ほんと助かる!

大工仕事に入る前の「森のラジオ体操」、すっかり日課に。からだ全体がほぐれる代物。中学生の林間学校でやったあの清々しさが蘇る。

2023.6|サッシ取り付け

お見事!正面に大きなサッシが納まった絵は忘れられない瞬間でした。一気に家感が増した感じ。

入口をふさがないと外と通々になる。とりあえずのドアととりあえずの階段。即席で過ごす日々。

サッシ枠が入った後の雨養生。ここから雨水が入ると元も子もありません。いろいろ工夫して何とかしのぎました。

サッシは重くてとてもヨメさんと二人で抱えることはできません。サポーター建築士さんの力を借りて納めていきました。

表面はでかでかサイズ。枠はつくったものの、さあ、うまく入るかなあ・・・

西側5メートルの高所は臨時で設けた足場の上でサッシをはめ込む切り込みを丸のこで入れました。不安定で背中が涼しい空中作業、もうやりたくないですね。

今月はサッシに集中・・・なんて思ったようには進みません。壁を貼りながら、高所部分は後回しにしながら。行ったり来たりの作業は続く。

窓台、まぐさ、その下と上に間柱。支えとなる部分でサッシ枠が完成です。それにしても専門用語でやりとりしている自分たちが不思議。

サポーター建築士が床下地に書いてくれた図面。このまま残して家の宝物にしよう。

サッシ枠をつけるには、下部になる「窓台」と上部になる「まぐさ」の位置を決めます。芯を中心とした墨付け、慎重に作業します。

サッシを始める前に基準となる墨を付けます。床面から1メートル、すべての柱に。これがないとぶれてしまいますね。

2023.5|母屋の屋根をつくる・壁を貼る

一番広い面が貼り終わると達成感があります。いやあ、よく打ったもんだ~

徐々に壁がついていくと、家な感じが増してきます。何だかワクワク・・・雨の吹き込みをなくして面倒な養生作業を一刻も早くやらなくていい状態にしたい!当面の切なる願いです。

ひたすら玄能で釘を打つ。膨大な数、しかも太めの釘。トンカン叩く音が数日間続きました。


この機関銃の弾のような風貌。エアー釘打ち機用。壁はCN50という太い釘で打つ。バラ売りがないのでニッパで切り離すことに。内職だあ~


壁を打つのはCN50。普通に売っているのはN50。探しに探して買ってきたら針金でつながっていた。なんとエアー釘打機用。やむを得ず内職で一本一本切り離して使う。素人セルフビルド、ほんといろいろある。


合板、ルーフィング、ケラバ、そしてアスファルトシングル。数々の工程を踏む。屋根って大事、だからその分、手が掛かる。失敗を重ね、時間をかけて、やっとたどり着いた。生活を支えてくれるインフラ、また一つ貴重な経験。


アスファルトシングルは熱で溶け出します。焼けた屋根の上にそのまま置いておくとくっついてしまう。作業しながらべニアを敷く。それにしても太陽に少し近いだけでこんなに温度が違うとは。


ケラバ金物の加工とつなぎには心から苦戦。雨漏り防止、避けて通れません。板金屋さんの高い技術に感服。


屋根防水ルーフィングはタッカーでとめます。叩いたら入っていくハンマータッカーなるものを入手。高所作業で助かる逸品。


材がなくなり作業がストップ。急遽製材屋さんに駆け込むと、他に用立てしているものを先行してまわしてもらえました。助かった!おまけで畑に育つセージまでおすそ分け。大事に育てないと。


屋根野地板の次はアスファルトルーフィング。日中屋根の上は暑い。そのまま置いておくと溶けてきます。お尻をつけても熱い。すったもんだしながら貼り終えると達成感に包まれました。


屋根の先端まで上がるとそれは地上では想像もつかない景色と感覚。高所恐怖症にとってこれに勝る刺激はありません。やるしかない!


15センチ間隔での釘打ち。いちいち測るわけにもいかないので、特製定規(といっても木に線を引いただけのもの)が役に立ちます。やりながらその場その場で対応するのがセルフビルド。


屋根野地板を垂木に合わせて貼ろうと墨を付けたら、垂木が曲がっていて釘がずれる。木は生きてますね。


下地になる合板24枚を運び込む。斜面の往復だけでもへとへと。自動筋トレの毎日。


高所作業へ向けて靴を新調。ネット記事で吟味してミドリ安全製を購入。抜群のフィット感と柔らかい素材。屋根靴だけにしておくのはもったいないですね。

2023.4|母屋の柱と桁組み立て・ロフト骨組み・垂木・棟上げ

ささやかながら二人だけで上棟式。安全第一の言葉の意味を実感する毎日です。

ついに骨組み完成!この状態を棟上げというそうです。実際の現場では複数人の大工さんが集結して一気に組み立てていくとのこと。アラカン夫婦でやる真逆の方式でした笑

垂木を載せる先にコナラの木があたることが判明。本当は伐りたくないけどやむなし。上部が落ちてこないようにチルホールで引く。空中に身を乗り出してのチェンソー作業は緊張の連続。

骨組みだけのとき、とにかく大変だったのが雨養生。上に上がったり、横にいったり、下で引っ張ったり・・・。表に出ない手間暇が掛かります。

垂木を留めていると、あ、先が反ってる・・・。自然の木、工業製品のようにきっちりはいきません。だから良し!としよう。

地上4メートルで梁をかける最難関。かけるどころか相当の重さ。ヨメさん決死で乗り切りました。

母屋に垂木を載せて金物で留める。真っすぐ載らないし怖いし。できるだけ平地でできることは先にやります。一つひとつの付け方にもコツがあります。トントン釘打ちが心地いい。

いよいよ屋根へ向けての仕込み。10メートルの垂木をつくるために4メートルと3メートル材2本を継ぎます。継ぎ手加工を30回以上繰り返すと、最後の方は達人になれる!?

ついに箱が立ち上がりました!いやあここまで大変でした。出来上がったものを見ると簡単そうで何でこんなに手が掛かったのかわかりませんよね。大工さんの仕事は尊敬に値する。

ビス止め羽子板。よく木でできたカフェの天井などで見かける金物ですね。桁と梁を結合します。ドリルの穴開けがむずい。

家の前面に来る桁は大人二人でも持ち上がらない重さ。どうしたものかと思案を重ね、チルホールと滑車でワイヤーを引き上げながら起こすことに。何とかうまくいきました。

2023.3|森林フィールド伐採整備・母屋の柱と桁加工

試行錯誤の末できた継ぎ手。うまく継げるかなあ、修正いるよなあ・・・と思っていたらまぐれで入りました。もう一つの幅広箇所は何度も修正。こうしてできる家って愛情がいっぱいです。

「差し金一本あれば家が建つ」大工さんの世界の話。あまりにも遠いですが、何となくその意味がわかるような気がします。差し金も奥深い道具ですね。

柱、桁、梁の加工には鑿(のみ)が付きもの。うまくいかないことの連続。でもやりながら少しずつコツを覚える。欠き込み、刻み・・・建築用語は終わりなし。

建築用の金物はほんと多岐にわたります。建築確認申請で指定されたものをカタログで見つけてホームセンター取り置きに。専門金物はリーズナブルかつ安心なものばかりです。

桁は横幅7メートル強。4メートルの材2本を継がないといけません。継ぎ手の部分に腰掛け鎌継ぎという加工を施します。墨付け(線を引く)だけでもムズイ・・・。

どことどこがどうつながって、だからこんな継ぎ手になる。平面図で考えていたら頭がこんがらがります。思わず端材で大雑把な模型を作りました。これで少しは進むかな。

製材には元と末と呼ばれる方向があります。元とは根に近い部分、末は上の部分です。製材屋さんは「元を南に置くからね」とこだわっていました。柱に使う場合、元を下にして山で生えていた向きと同じ状態で使ったほうが長持ちして強いそうです。

製材屋さんの粋な計らいでヒノキ材を入手。貴重な木曽ヒノキも数本。ヒノキは硬くて水分をはじくすばらしい建築材。材は年輪の大きさで強度が変わる。背割りといって、材が乾燥してきたときの割れを防止軽減するため、あらかじめ入れた割れ目があります。初めての知見に心が弾む。

これを導入しただけで、一気に作業効率と安全性が向上。必要な道具は揃えた方がいいと実感。オタフク滑車という愛らしい名前も気に入りました。

家づくりが最優先だけど、こっちも今やっとかないと。春になると木が水を吸い上げるし、草が生えてくるから。とはいえその日にできることは限られています。じっくり構えて焦らずに。

家の材料が揃わないので、端材を利用して倉庫の組み立て。家の要領でざっくりやると寸法がズレてしまいました。やっぱりちゃんと測らないとだめですね。

丸のこの刃を新調。柱のカットを目前にして気になりました。といっても6年以上使っていて今さらという感じ(笑)

2023.2|母屋の床づくり

床下材貼り込み完成。斜面だらけの中、やっと平坦な場所ができました。上に乗っかって見える景色が格別。今しかできない寝っ転がり&青い空。これがやりたかった!少し全体像が見えてきてうれしくなりました。まだまだ先は続く。

何かやっていて不足が出たらここ。品揃えは最小限だけどスタッフが親切。ポイントもあっていつの間にか御用達に。早朝行くと缶コーヒーをくれる心遣い。職人さんを大切にしています。

床下に入れる合板を乗っける材に防腐剤を塗ります。防腐剤って言われてもいろいろあってどれがいいの?業界筋ではこれだそうです。手につくと臭いが消えないのが玉にキズ。

やっとこさ土台が完成。切った材が長かったり、短かったり。継ぎ手を作るのに時間がかかったり。水平がとれずやり直したり。地面に這いつくばって補強金具を打ち直したり。行ったり来たりの試行錯誤。達成感、半端なし。まさに「土台」建築用語は奥が深い。

2023.1|母屋の土台づくり

継ぎ手がピッタリはまった瞬間の感激は何者にも代え難い。大工さんってすごいですね。

サイズが合わない、水平がとれない、継ぎ手がずれている・・・いろいろありながら何とか形になってきました。ドロドロの粘土質の土壌には足を取られてまいりました。

継ぎ手の加工には四苦八苦。結局ドリルで穴を開けていく方法が一番やりやすいとわかりました。ネットで見ただけではわかりません、やっぱり実際やらないと。

マイナス気温で手がじかじかむ中、しっかり暖めてくれる相棒。お湯も沸かしてくれるし、ごはんも温めてくれるし、ほっとひと息癒してくれる。優れものに出会いました。

最強寒波にもれなく襲われ、フィールドは開店休業。夜はすごい風だったので倒壊物がないか心配だったけど、何もなくひと安心。

次々と出番を待つ土台の材たち。これが全てはまれば姿が見える。その時へ向けて頑張ろう。

斜面の土地の一番高いところに基準になる束柱を立てました。「やった!」水平がとれた瞬間は思わず歓声が上がりました。

基礎の上に据える土台づくりがスタート。太くて長い角材は軽トラでホームセンターと2回往復。人生初の南京結びにチャレンジしました。

いつものように伐採していたら、突如、木が自分の方へ倒れてくる衝撃体験。隣りに倒したアカマツ、枝を張ったニセアカシア、倒れ込んだところが落ち葉で沈んだことなど、いくつかの偶然が重なってかすり傷で済みました。

森林をなめてはいけない、自分は生かされた・・・人生に刻む体験を得ることができました。

2022.12|母屋の基礎仕上げ

何とか年内に独立基礎27個据え付け完了しました。12月は10日ほどしか稼働日がなく、まさに最終追い込み。かなり達成感があります。ちゃんと乾いてね~

生コン固め。初トロ舟、初混ぜ、初かくはん機、初流し込み、、、人生初尽くし。おまけにここは凍結するので、こんなものまで入れる。世の中知らないことばかり。

雪が解けるとぬかるんで靴に泥が絡みつく。悪戦苦闘の末、27個の束石、位置、水平をチェックして全数設置完了。いやあ、疲れました。

一気に冷え込み、たまらず購入即デビュー。どうしようか少し前から吟味して結局定番モデルに。とても使い勝手が良いです。料理もいろいろできそう。味のある色合い。コスパめちゃ良し!

基礎は束石の穴掘りが全て。スコップでは仕上がらないので最後は手掘りします。なりふり構わず、ただひたすら掘るだけ。この没頭感がたまりません。

さあ、ピッチを上げよう!思った矢先、夫婦で体調をこわし、20日以上現地へ行けずじまい。やっと復活して行くといきなりの雪。予期せぬことの連続です。

2022.11|母屋着工・基礎づくり

母屋ハウス建設で行ったり来たりでは埒が明かない。現地に賃貸アパートを借りて腰を据えることにしました。

雨上がりの方が土が掘りやすいので順番を変えて作業。切り株をはずしての位置決めに随分苦労しました。

すべての礎になる基礎。一級建築士にファミレス勉強会を開催してもらいました。

水平出し、直角出し・・・いったい何度やり直しをしたことか・・・「空中設計図」遣り方づくりには本当に苦労しました。

40キロの束石を27個、ホームセンターと3往復、斜面を一つずつ27往復・・・まいりました!

やり始めるまではYoutubeみて、こんなの?あんなの?いろいろ考えた。ややこしいので、即席で作る、結果、これでそこそこ用を足した。開拓は案ずるよりも産むが易しの連続。

穴を掘って、出てくる出てくる根を切って、転圧して、水平とって・・・束石設置は力仕事+緻密さ+集中力・・・かなりの密度、腰にきました。

青空を見ながら足を投げ出して食べるランチおにぎりが最高でした。

11月半ばを過ぎると紅葉は終わり、あたり一面コナラの落ち葉いっぱいになりました。

2022.10|物置移設・伐採アカマツの製材・周辺景観の整備

周辺に木枝や枯れ葉の山があちこちにあって景観を乱していました。ご近所さんのご厚意で軽トラに満載、何度も往復して焼却処分、倒木たちも玉切りにして積みました。やっとこれでスッキリ!

敷地内に散乱したアカマツ伐採木をチェンソーで製材、今後に活用できるよう準備を進めました。

やっぱり一馬力より二馬力。パートナーがチェンソーデビューを果たしました。

開拓作業のランチ。からだを動かしてお腹が減って、澄んだ空気の中のごはん。現場の職人メシが何よりのたのしみです。

いったん設置した物置、諸事情で移設しました。たくさんの道具を出して入れるだけでも時間の掛かる作業でした。

ご近所の農家さんのご好意でフィールド内伐採で出た木枝の山を一度に焼却させていただきました。おかげさまでかたづけが断然進みました。周囲の人たちに助けられながら開拓の日々です。

開拓が進まない一番の理由がこれ。本当に雨が多い。予定がキャンセルになったり、現地に行ったものの期間を縮めて戻ったり。天候にこれだけ左右されるとは予期していませんでした。

2022.9|敷地内の排水工事・建築確認申請認可・フィールド初焚き火

フィールド内のメインになる排水配管工事をやってもらいました。小屋付近の配管、浄化槽設置を除いての完了です。

粘土質でぬかるみが酷い駐車場スペースに砕石を入れて整地しました。

水回りがやっとできたので、ずっと封印していた待望の焚き火。テント前に簡易の場所をつくってやりました。やっぱり焚き火があるといい!

行政とのやりとりに時間が掛かっていた建築確認申請、やっと許可が下りました。一級建築士サポートさまさまです。

自宅とフィールドとの道中のコスモス街道が真っ盛りになりました。季節が流れる・・・。

2022.8|危険性のある木の伐採

早々に木が倒れてくる事件が発生しました。幸いその場所には居なかったので大丈夫でしたが、テントなどが破損。倒木の恐怖を目の当たりにしました。

近隣に迷惑をかけられません。倒木の危険性がある木を業者さんに伐採してもらいました。おかげさまで材があふれ返っています。

チルホールという木をワイヤーで引っ張る装置。これがないと良からぬ方向へ倒れてしまいます。プロの逸品はシンプルな構造。

駐車スペースのグランドカバーでヒメイワダレソウを植えてみました。

虫対策ではいろいろ試しています。

2022.7|たきびわ・いろりわスペース整備・水道引き込み

戻り梅雨のように雨の日が多く、作業が滞りました。焦ってもしょうがない、雨の日の撮影もたのしみました。

倒木で使えそうなものを削って、薪棚の囲いにしてみました。木はいろいろ活用できます。

そこそこの見栄えになりました。ビフォアを残しておかないと忘れちゃいますね。

水道工事の一部始終が見れる機会はめったに、いや二度とないはず。撮り逃すまいと集中していると、職人さんのワザを目の当たり。まさに感動の連続。

待ちに待った水道がフィールドに入ってきました。感激です。職人さんにも心を動かされました。

伐採した木を製材して有効活用できるよう、大型のチェンソーを導入しました。

2022.6|倒木処理・玉切り・下草刈り

まずはかかっている倒木を処理するところから。取り除くと景色が一変します。

倒木で枯れたものは玉切りにして積んでいきます。

開発拠点になる2ルームテント設営。だんだん要領良くなってきました。

夜は毎日打ち上げ。まだ水がないのでスーパーのお惣菜生活。地元ツルヤのおかずは味、コストともにピカイチ!

2022.5|道路拡張・駐車スペース確保・小屋スペースづくり・伐採

駐車スペースにあわせ、道路を広げる作業。手掘りの大変さが身に沁みました。でもその分、愛着が倍増です。

まず車を2台置きできるようにしないと手間とコストが掛かります。手で開墾作業、予想以上に大変でした。

手堀りしながら道を広げていきます。進捗は少しずつ、でも目に見えて景色が変わっていくのがうれしいです。

スコップで始まり、鍬、つるはし・・・と道路を広げる作業ではいろいろな道具を試しました。そんな中、「トンビ鍬」なるものを見つけました。この鍬の食い込み力はすごい!まさに神の鍬ですね。

土を掘るとあちこちに根が張っていました。切り株につながる根はびくともしなくて苦労しました。根の力には感服です。「伐根」という言葉を覚えたのもこの頃です。

以前やっていた100坪程の場所ではほぼ薪づくりにしか使っていなかったチェンソー。ここではフル稼働になりました。

小屋スペースにあったアカマツは直径40センチ強、高さ20メートル以上。これだけのものを伐倒したことはなかったので、ド緊張しました。同時に多くのことを学びました。

建築確認申請が必要になるので、知人の一級建築士「なからいふLabo」さんにサポートをお願いしました。餅は餅屋、建築以外にも多くのことを学んでいます。さすがの連続、なくてはならない強力助っ人です。

2022.4|開拓着手

開拓初日の記録です。

待ちに待った開拓に踏み込むことができました。フィールドまで入り切らない道、定まらない境界、たくさんの倒木・・・いろいろありますが、ゼロから自分が思ったようにつくっていけるワクワク感は半端なかったです。

当面の拠点はテント。それまで使っていた15年以上もののティーピーテントだと狭くて疲れがとれない。そこで、2ルームテントなるものを研究、導入しました。おかげで少しは拠点らしくなりました。

小諸の4月はまだまだ寒い!寝袋にくるまっても寒くて寝れない日がありました。木々にも葉がつく前で、落ち葉がシャリシャリ音をたてて心地よかったです。

かたくりの花が群生するスポットがあることを発見。自生する植物という言葉を知るに至りました。

2020.11~2022.3|理想のフィールドさがし

理想のフィールドを探し求めて、北海道、山梨、長野と渡り歩きました。
 

1年5ヶ月、コロナ禍もはさみながら、やっとこさフィールドを見つけることができました。やっている途中はそんなことを考えていませんでしたが、振り返るとこの間の足跡には意味があります。

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この記事を書いた人

森と都会の二拠点生活を経て移住。信州小諸で完成のないフロンティア、森の暮らしづくりに明け暮れる。森と○○を足し算して新しいコトを生み出す実験をたのしむ毎日を送る。

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