整地開墾作業の神「トンビ鍬」|森の開拓体験フィールドづくり

現地滞在拠点はテントにしています。斜面になっているので平坦にする地ならし作業から入りました。

そこでわかったことですが、フィールドにはかなり根が張っています。スコップで掘ると、すぐに根がじゃまをしてなかなか前に進みません。

意外に役に立つのが剪定ばさみ。生け花で使うようなイメージがありましたがまったく違う代物でした。

1センチ未満の太さなら軽々切ってくれます。出てくる根をつどノコギリで切る必要もありますが、それだけだと大変です。剪定ばさみで切りながらだと作業もスムーズ、腰袋には必須のアイテムです。

その後、道を広げたり、駐車場スペースをつくるための整地作業に取り組みました。やはり掘るたびに根が出てきて作業が進みません。一つひとつノコギリで切りながらだと効率が悪いし疲れます。

根を切りながらどんどん耕せていけるものってないのかな?疲労度を下げ、作業スピード効率を上げるための緊急課題です。

「開墾道具」などでいろいろ検索していると「トンビ鍬」というのが出てきました。1万円前後でちょっと高価です。

この人のチャンネル、ちょいちょいみているのですが、大絶賛してました。まさに山の開墾用途にピッタリの感じ。何でも北海道の開拓作業で使われていたとのこと。そんな話に引き寄せられました。

楽天でみるとどれもそれなりの納期がかかるみたい。ゴールデンウイークでもあるし、多少遅くていいやということで最安ショップでポチ。

石が混じった土地だと備中鍬というのがあって、その方がいいそうです。なるほど、、、

届いたトンビ鍬を早速現地で筆おろし。「ヤバい!」地面に入れた瞬間にわかります。食い込みが今まで使った道具とは明らかに違います。一度に入るのでちまちまやらなくていい。

しかもあまり力を必要としません。ザクザク入っていく、まさにそんなイメージ。さらに2センチ程度の太さの根ならあっさりカットして進んでいきます。

北海道開拓をこれ一本、人力でやっていたのかなあ・・・なんて想像するとロマンを感じます。

初日に使ってみて、まさにうちのフィールド開墾には神的存在にのし上がりました。高価でしたが十分価値ありです。もう一本、大きめのトンビ鍬が欲しくなりました。

石が混じる固い土壌もあり、ここはやはりツルハシの出番。ツルハシというと両方がとんがったものをイメージしていましたが、片方が平たくなったものがあります。

バチツルっていう名前でした。尖った方で穴あけ、平たい方でハツリ作業ができます。ハツリ作業とはコンクリートやアスファルトを削ったり、切ったりする作業のことみたいです。

今までまったく接点のなかった土木作業の世界。知らない専門用語も連発してそのつどネットで調べる。好奇心でワクワクしてきます。

いろいろと道具集めでお金が掛かってしまいますが、そのつど業者さんに頼んでいたら、いくらお金があっても足りません。

今後山で暮らしていくわけです。何かするには必要な道具だし、ケガでもしたら前に進まなくなります。長い目で見たら買った方がお得。初期投資として割り切って道具集めをすることにしました。

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