自分で小さな家を建てる|間仕切り・石膏ボード・腰壁編|森の暮らし体験レポート⑬

my forest,my home。自分の森で自分の家をつくる。ど素人アラカン夫婦二人が一級建築士のサポートを受けながら、森の中の6坪ハウスをDIYするプロセスを工程ごとにまとめた記録です。

ドア以外の外装が仕上がりました。断熱材もひと通り入れ終わりました。

いよいよ内装です。内装はまず壁と間仕切り。流れを整理していきます。

目次

内壁づくりの手順

内壁は、間仕切りをつくる→石膏ボードを貼る→漆喰で仕上げるという順番になります。ここでは石膏ボードを貼るところまで記していきます。

一般的に間取りといいますが、まったく何もないスペースに空間をつくるために間仕切りを入れていくんですね。作業をやって初めて意味がわかりました。

石膏ボード

壁材は石膏ボードを使います。「一般」と「耐水」があり一般を使います。何の記載もなく石膏ボードとして売られているものが一般です。

サイズは、3×6(1820×910)で厚さ12.5mm。ボードの継ぎ目が斜めに加工されたベベルエッジと呼ばれるものを選びます。漆喰を塗るときに継ぎ目が盛り上がらないようにするためです。

石膏ボード

タテヨコ自由に使え作業性に優れています。いつものコメリで購入。

最初試しで数枚、後日まとめて17枚購入。店内に軽トラが入る仕組みです。

石膏ボード搬入

軽トラから母屋までいつものように斜面を往復。寒くて手がかじかみながら終わったらヘロヘロでした。

間仕切り壁の下地づくり

下地材選び

うちの場合はトイレ、脱衣場、シャワーユニット、洗面所が間仕切り壁をつける箇所になります。

間仕切り壁をつける部材を下地材といいます。下地材は構造材ではないのでそこまで慎重にならなくていいと建築サポーターからの教え。45ミリ×45ミリの赤松材を使うことにしました。

下地材

このサイズならホームセンターで売っています。ちょっと込み入るサイズだとホームセンターだと入手できません。助かりました。

下地材づくり

壁の下地をつくります。材を石膏ボードのサイズ(910ミリ×1820ミリ)に合わせてパネル状に組みます。

石膏ボードの端が留められる枠にしていきます。

石膏ボードが貼れて、コンセント用ボックスが入るサイズならOK。構造材ではないのでそこまで神経質になる必要はありません。

薄すぎると良くないので、45ミリ×45ミリの赤松材を使いました。ホームセンターで売っています。

下地材

下地材は床や梁に直接ビスで止めてもいいのですが、それだとズレが出てうまくいきません。

あらかじめ上下に材を置いてつくる方法の方がやりやすいです。

下地材

サイズぴったりで合わせると入らなくなるので、2ミリほどのあそびをつくるのがコツ。

ぴったり作って入らなかった・・・はこれまで何度も経験しています。

こうして下地材設置が終わり、少し家らしくなりました。ところが、後でやり直しになる事態が待っています・・・。

石膏ボードを貼る

いよいよ石膏ボード貼りに移ります。

どう進めるか不安だったのでYouTube先生を探します。ありました!この先生わかりやすい。大工の基本まで学べます。

基準になるところを決めて採寸、四隅は割れてしまうので隅を留めない、

えんぴつで墨付け、ビスは打ち込みすぎない、切ったボードを定規にする、

ボードやすりで仕上げる、角は裏面を斜めにカットする・・・

などなど知らなかったらどうするの?という情報が満載。助かりました。

石膏ボード

石膏ボードは両側が紙で中身は石膏、カットすると中身がボロボロ出てきます。YouTube先生も言ってましたが、豆腐みたいですね。

石膏ボードカット

カットにはカッターを使用。2回カット線を入れます。1回目は軽く、2回目はしっかり。長さの必要な定規はカットした端材のボードを利用すると便利です。

カッターし終わったら曲げるとパキッいきます。あとはくっついた紙をカットして完了です。

切り口から石膏の粉がたくさん出るので、下に何か敷いておいた方がいいです。

貼るときはまず基準になる場所を決めます。僕たちは床合板に置いて貼るやり方にしたので床を基準にしました。

ビス止めは32ミリのコーススレッドで250ミリピッチにしました。

「ピッチ」とは間隔の意味です。こういう専門用語わかりませんよね?建築ではたくさん出てきます。

正しくは150ミリピッチのようですが、構造材ではないのでそこまできっちりしなくていいとサポーターのアドバイスがありました。

ビス止めの位置は、柱、間柱があたるところになるように合わせる。石膏ボードのタテヨコは自由です。

予期せぬやり直し事態発生

順調に進むね!とよろこんでいたら思わぬ事態が発生します。

石膏ボード貼り

まず角になるところでボードを合わせるとビスを止める材がありません。えっ?という感じ。

石膏ボード貼り

さらに下地材を設置したところも相方になる材がなく、ビス止めできません。

どうしたものか?サポーターへ電話。

すると「ビスを打てない箇所は端材をあてて止める相方をつくるか、もしくは下地材を外して先に外周壁を貼ってしまうかの二択になる」とのこと。

え゛ーーーっという感じ。端材をあてるといっても断熱材が入っているし。やりにくいし。

いろいろと考え、下地材を全部外す方針に変更しました。やり直しですね。

泣く泣くいったん設置した下地材を全て外します。加えて石膏ボードの厚み12.5ミリ短く調整。

ひと手間増えましたが、この方がスッキリ作業ができます。やむを得ず。

下地材設置

石膏ボード貼り作業スタート

こうしてやっと石膏ボードを貼れる段階へ来ました。

ボードの端が柱にあたるように止めていきます。

カットした部分にはやすりをかけます。以前に買ったやすりを使いました。ボードやすりという専用のものがあるみたいです。

やすりがけはきちんとやるのが重要です。ボードとボードの接合部分は斜めに削るときれいにつながるなど、後になってわかりました。

サイズが合わないときはカットしたり横向きにしてもOK。パズルのようです。

スイッチボックス

何もないところはそのまま貼ればいいのですが、コンセントボックスや配線が出ているところは細工が要ります。

四角い穴を開けていきます。穴あけ位置を採寸して下書き。

石膏ボードカット

下書きに合わせカッターで切り身。このままだと抜けないのでのこぎりを差し込み3辺をカット。

最後の1辺はパキッといきます。

最初はちゃんとできるかビビりましたが、意外にスムーズにいきました。

電気配線は照明器具が付く場所になります。FL1885といった図面サイズに合わせて穴を開けます。

FLとはフロアラインの略で、仕上がり床面から何ミリという意味を示しています。

石膏ボード貼りパイプ

丸いパイプがあるところはそのまま丸く穴あけします。

とうしたものかと悩んでいたら、先ほどのYouTube先生がこんな道具を使ってました。

円カッター

円カッターというやつ。早速Amazonで購入、事なきを得ました。

石膏ボード貼り

ロフト部分に持ち上げるにはかなりの重さ。結構大変です。

角になるところはあて木を付けてビス止めします。タッカーで留めた断熱材の耳は結局剝がすことになります。

あちこちにビスが打てない箇所が出てきます。なかには二重に端材をとめてビス打ちしないといけないところもあり手間がかかります。

本格的に貼り始めて丸々2日。やっとここまできました。

石膏ボード貼り

夕方納品になる床材と根太を置くスペースを確保。

時は12/27、今年の作業納めの日。続きは年明けです。1年お疲れさまでした。

腰壁貼り

腰壁貼り

トイレ、洗面スペースなどの水まわりは汚れ防止と見た目のメリハリで腰壁にします。材料は天井板で残った椹(さわら)を利用。

ここはヨメさん担当で任せました。二人で別作業をしていかないと先が見えなくなります。

間仕切り作業

さすがに天井板で手こずった経験が生き、スムーズに進行。とはいえいろいろと苦労していました。

窓枠まわりをピタッと決めたり、丸い穴もきっちり仕上げたり。まっすく釘を打つ工夫。お見事の連続。

上部分の石膏ボード貼り

ロフト部分は足場がなくなった分、動きが悪くなりました。はしごの上がり降りで効率が下がります。

石膏ボードは寸法取りの繰り返しになります。メモを持ってその場で書いていく。当たり前のことが今までできてなく。たったこれだけで効率が上がりました。

左右のズレがあったり、金物がじゃましたり・・・なかなか思うようには進みません。特に金物は付けるときはラクですが、後から板やボードをあてるときとても手間が掛かります。

石膏ボード作業

できるだけ大きく貼って、空いたところを埋めていくと先が見えます。後半戦になってコツが見えてきます。

電気配線

材料に埋もれる現場、作業スペースを確保することで効率が変わります。何より気持ちよく仕事ができます。最初はぐちゃぐちゃで精神的によくありませんでした。

分電盤を付けるところは配線が山のようになっています。線が通せる大き目の穴を開けて手前に出しておきます。

何度もカットしているとだんだんと慣れていきます。コツもわかってきます。失敗しながら反復して身につけていくのが技術、実感します。

ボードの不足が出たらその都度購入して搬入。重量と大きさがあるのでまとめて置くと移動が大変になります。

窓枠部分の加工

窓枠部分は正しくは造作材を入れていきます。ただかなりの精度を要求されるので、もう少し簡易でできる方法にしました。

窓枠の幅に合わせるよう石膏ボードと窓枠の間にパッキンを入れて止めていきます。

パッキンで使えそうな端材を集めます。これまで切ってきた残りはいろいろな用途で活用できるので捨てない方がいいです。そのつど追加購入していたらいくらでもお金が掛かります。

サッシと石膏ボードのスキマはほぼサイズが違います。一つひとつ採寸して加工していきます。

加工したパッキンをあててみると1ミリ厚い!え〜〜という感じ。カンナがけまで登場します。

う〜ん、スキマができていまいちの仕上がり。でもこれ以上はむずいし時間が掛かる。今後の下処理がどうなるか見えてないけど前へ進めます。

サッシまわり石膏ボード

とりあえず上と横が完了。ここまで3時間程度、いやあ時間が掛かる。その分コツがわかってきました。

窓が中間にある場合のみ造作材を入れていきます。漆喰を塗ったときに汚れのふき取りできなくなるからです。

造作に手間取る

タイニーハウスは収納がありません。つくれそうなところを隈なく工夫していきます。一つひとつに造作が入るので時間が掛かります。

でも今やっておかないと後からはできない。できるかぎりでやっていきました。

ペンディング箇所の修正

作業を進めつつ、「どうしたらいいの?」という部分が数か所残りました。

まず間仕切りの電気配線。仮設置から本設置に変えると配線コードが外に露出しています。

コードは本来間仕切り壁の中を通すもの。でも既に腰壁板を全て張っています。

どうしたものか?悩みましたが結局、板を全部剥がしてドリルで床の穴を開け直して通すことに。

こうした後戻りはセルフビルドで付きものです。

表面の桁を金物で継いだ箇所。その分だけ膨らんでしまいました。どうしたものか?サポーター建築士に訊くと、ボードの裏側を削り取るとのこと。

やり始めるとこれがなかなか大変。紙を剥がすのにひと苦労。根気強くやって何度かはめ込みを繰り返し、何とか仕上がりました。

いつもながらこれでいいのか否か?とりあえず表面を平らにするでOKとしました。

後々別の箇所で細工をしていて、石膏ボードの裏側を削り取るには、彫刻刀がピッタリということがわかりました。まさに石膏細工ですもんね^^

やっとこさ完了

サッシまわり石膏ボード

大窓のサッシまわり。

裏側のサッシまわり。

角のややこしい部分。

ロフトから見た景色。

一つひとつを記録に残しておきたいくらい手間取りました。その分、達成感もひとしお。

見た目は簡単、やると大変。まさにそんな感じでした。

石膏ボード端材の廃棄処分

石膏ボードは産業廃棄物扱いです。一般ごみでは収集してもらえません。埋め立てた際に有害物質である硫化水素を発生させる恐れがあるためだそうです。

廃棄の際は注意が必要になります。

まとめ

次工程の床張りへ向けて、材やその他もろもろを運び出し、全面掃除しました。

石膏ボード作業はかなりの削りカスと端材が出ます。終わった後は真っ白になるので、あらかじめ床にシートを敷いておいた方が無難です。

いやあ、今回もいろいろありました。セルフビルドで簡単にスッと作業が進むものなんてありません。過ぎ去れば良き思い出。そんな工程をたのしみました。

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