森と町の二拠点生活の始め方|6年間2ヶ所の経験からわかったこと

僕たちはこれまで6年間にわたり、東京近郊の自宅と埼玉の山中のログハウス、信州小諸の森の開拓と小さな家づくりをしながら二拠点生活を送ってきました。

環境を変えて暮らし始めると、客観的に自分のあり方を見つめ直し、物事をシンプルに考えられるようになります。

実際に自分たちが体験してきた森と町の二拠点にフォーカス。

どうやって二拠点生活を始めていくのか、心構えや何を準備していったらいいかをまとめました。

目次

二拠点生活とは

森のタイニーハウス

二拠点生活とは、言葉通り拠点を二つ設けて生活をしていくことです。

少し前までは特殊な暮らし方というイメージでした。それが時代背景ととも変化していきました。

2020年から社会を一変した新型コロナ禍。その中でリモートワークがそれなりに浸透しました。

何よりオンラインが普通になったのが大きな要素。場所を選ばず仕事をする環境も整っていきました。

会社員であっても、勤務地に縛られることなく働くという方法も夢ではなくなってきました。

国も二地域居住といった言葉で地域への人の誘致・移動を図るために推進しています。

こうした背景をふまえ、以前より身近になったライフスタイルと言えるでしょう。

どんな人におすすめ?

ではどんな人が二拠点生活をはじめているのでしょう?そしてどんな人がこのライフスタイルに向いているのでしょう?実体験からいくつかの視点で整理してみます。

①時間と場所を選ばず自由に仕事がしたい人

オンラインの普及により、仕事はどこでもできるようになりました。リモートワーク、テレワークという言葉も普通に使われるようになりました。きっかけになったのが新型コロナ禍。

この時代背景を生かさない手はありません。森にいたとしてもWIFI環境さえつくれば何ら問題なく仕事はできます。二拠点生活は一気に具体化できるようになりました。

「まだうちの会社はそこまでいっていない」という人がいるかもしれません。でも「そんなのできるわけない」とかコロナ禍以降も出社にこだわっているような変化に対応できない会社に将来はありません。いずれ淘汰されるでしょう。

僕は小さな会社を経営しています。自分の仕事で例えると、個別相談、案件の打ち合わせは100%オンラインです。WEBサイトをみて興味をもっていただけたらメールで問い合わせが入ります。

そこから具体的な打ち合わせに進みます。先方から打合せしたいという場合はほぼオンライン前提という感じ。数年前では考えられなかった話ですよね。

信州の森フィールドにいてもオンライン環境さえあれば仕事はできます。6年間の経験と新型コロナ禍による環境変化でこのスタイルは確立しました。今、仕事はどこにいてもできるようになっています。

仕事をするなら自分の力がもっとも発揮できる環境であることがベスト。そう思う人に二拠点生活はうってつけのワークスタイルです。

②都会の暮らしに限界を感じつつある人

「毎日、満員の通勤電車に乗って、会社と自宅を往復する・・・。もうそんな生活に嫌気がさしてきた」「せせこましいビルの中であれやこれや・・・。精神的にきつい」

人混みの中、アスファルトジャングルにいたら気が休まる暇はありません。満員電車、人間関係などストレスフルの毎日です。僕自身も40代半ばまでそんな毎日を送っていました。

人は同じ環境にいるとそれが当たり前になります。でもちょっとだけ横道に入ってみると違う景色が見えるようになります。

環境を変えることは、人生を晴れやかに変えていくための1ステップです。

都会の環境を抜け出して、自然の中でゆったりとした暮らしがしてみたい。「でもいきなり移住なんてハードルが高いし・・・」そんな人に二拠点生活はぴったりのやり方です。

③第二の人生へ向け自然の中での暮らしをはじめてみたい人

森の中、汗を流す

「子供たちも巣立ったし、あとは夫婦二人、自分たちのペースでゆっくり人生を歩んでいきたい」「これからは自然を感じながら伸び伸びと生活していきたい」「でもいきなり移住となると不安がある」

そんな気持ちはありませんか?森や自然の中で作業に没頭し汗を流す快感は他では味わえません。木のこと、土のこと、水のこと、植物のこと、小動物のこと・・・興味関心はどんどん広がります。

長年、会社員を全うしてきてお疲れさまです。ここまでやってきたあなたは素晴らしい。だからこれからは自分自身の人生をつくっていってください。

二拠点生活は、定年や会社生活の節目へ向けて、これからの人生を変えていきたいという人に向いたライフスタイルです。

二拠点生活を始めるステップ

目的を定める

二拠点生活を始める上でもっとも大切なこと。それは「なぜ二拠点生活をしたいのか?」「二拠点生活の先にどうなっていたいのか?」です。

「えっ?そんなこと?」「費用を試算するとか家をどうするかとかじゃないの?」と思いましたよね。

違います。後述しますがもちろん費用や住まいをどうするかを考える必要はあります。でもそれは全て手段であって目的ではありません。

二拠点生活をすること自体が目的になっている人をよく見かけます。「最近流行ってそうだし自分も考えてみようか・・・」「空き家を使って何かしよう・・・」といった安易なノリだけではうまくいきません。

そして一定期間続けてみないと二拠点生活から得られる価値もわかりません。

僕たちの場合は、60歳を手前にして、自分たちが居たい森の中で商売を始めていくというのが目的でした。

具体的に何をするのかは実際に開拓や小さな家を手掛ける中で定めていきました。「シゴト場ありきの二拠点生活」です。

「これからの人生をどうしていきたいのか?」が最優先。それを具体化するための手段が二拠点生活という順番を間違わないようにしましょう。

場所を選ぶ

目的が定まったら「どこを二拠点目にするのか?」を決めていきます。どんな場所なら自分の描く暮らし方が実現できるのか?です。

ぜひやってほしいのは書き出す行為。頭の中で考えるのではなく、どんな暮らしがしたいのかを具体的に書いてみてください。本当にやりたいことは文字にしないと整理ができません。

家族とともに二拠点をはじめるのなら、一人ひとりが想いを書き出し、みんなで共有していきます。価値観はそれぞれ。お互いを受け止める意識が必要です。

次に、二拠点生活を円滑に進めていくには自宅からの距離を考慮する必要があります。二拠点なので「通う」というスタイルになります。前提として通いやすい場所じゃないと長続きしません。

経験上、自宅から2時間以内で行き来できる場所というのが良いと思います。それ以上になると通うこと自体が物理的に負担になるからです。

負担と感じはじめたら「何のためにやっているの?」と思い始め、いずれやめてしまいます。

ちなみに地方では車が必須です。でないと移動手段がなくなります。

僕たちはアクセスしやすい場所ということで、関越道で2時間前後で行けるところに絞り込んでいきました。

一定期間続けてみないと二拠点生活の本質は実感できません。「遠すぎない場所」を念頭に置いてチョイスしていってください。

費用を組み立てる

始めるにあたっては先立つものが必要になります。二拠点生活には初期費用とランニング費用があります。

一例として現地で住まいを賃貸した場合で整理するとこんな感じになります。金額は実際に掛かった費用概算です。

初期費用ランニング費用(月額)
敷金;3万円家賃;3万円
仲介手数料;1.7万円水道・光熱費;6千円
保証委託料;3.5万円往復の交通費;1.5万円
最低限の家具・家電;3万円ポケットWIFI;6千円

ただし、上記全てが必要というわけでもありません。やり方次第で費用をかけない方法があります。参考までに僕たちの例で示しますね。

交通費は、当初高速を使っていて往復で1万円弱掛かっていました。途中からもったいないのと道中もたのしむ下道方式へ方向転換をし、ガソリン代だけにしました。

住まいとしては、家を建てていくための仮住まいで現地にアパートを借りました。必要な家具は、これまで使ってきたキャンプ道具を流用したのでほぼゼロ円。冷蔵庫、洗濯機はもともと付いている物件、自宅でダブっている家電品などを流用しました。

二拠点生活を費用ありきで考えないことです。家が立派とかではないですよね。その土地の環境に身を置く。その先にどうありたいかを描いてください。

やり方を決める

森のタイニーハウス

拠点をつくるにはいくつかの選択肢があります。具体的には、賃貸物件、シェアハウス、土地・家を購入するといったものが挙げられます。

賃貸物件であれば、地方の家賃は思っている以上にリーズナブルです。場所にもよりますが、最低限の機能があって中味にこだわらなければ、5万円以内で見つかります。

シェアハウスというやり方もあります。比較的新しいスタイルで費用が抑えられるのがメリットですが、プライベートを重視するのであれば向いていないかもしれません。

もう一つが物件購入です。これは「ここでやるぞ!」と決めたときに限ります。いきなり購入する前に、体験施設や短期賃貸を活用してその土地のことを知り、本気度が上がってからというステップをおすすめします。

僕たちは信州小諸の森の中で商売をやると決めたので、セルフビルドで小さな家を建てていきました。全くの素人でしたが、やり始めると驚くほど人生の景色が広がりました。

「さあ、人生をセルフビルドしよう」合言葉にしています。

お試し体験をやってみる

ざっくり必要な手順を解説してきました。実際のところは「やってみないとわからない」ものです。ひと通りのことを検討したらあとはやってみることをおすすめします。

各自治体には体験移住できる施設があります。体験移住施設とは、数日や1か月単位で地域の暮らしを体験できる施設です。

地方移住を考えている方向けに、一定期間地域に移り住んで生活する場を提供し、地域交流を通じて、文化や習慣、ライフスタイルなどを体験してもらうというものです。

僕たちのホームグラウンド信州小諸だとこんな感じです。

ひとまとめで紹介しているページもいろいろあります。まずはあちこちチェックしてみるといいですね。

仕事はどうするかの方向づけをする

暮らすには働くがついてまわります。単にレジャー感覚だけで二拠点生活をやるのも悪くはないですが、本当の意味で理想の暮らし方を実現するには働き方を変えていく必要があります。

制約のある会社員のままでどこまでやれるかは未知数です。しばらくやってみて、働き方を含めて人生設計を再考していくことをおすすめします。

働き方+暮らし方=生き方。

一歩踏み込んだ視点に立つと今まで気づけなかった世界が見えるようになります。

二拠点生活のメリット

じゃあ、二拠点生活をやるとどんないいことがあるのか。考えてみると数え切れないほどのメリットがあります。思いつくまま挙げていきますね。

からだを動かせる

森の穴掘り

「健康のために運動しないといけない」と思っていませんか?当たり前ですが身体を動かすのって大切です。

都会にいるとそうしないといけないと思っていても、忙しさにかまけてなかなかできません。ウォーキングやランニングを始めても継続するのが大変です。

頭はフルに動いているけど、からだを動かすことはないという状態が都会です。

森の中で一日作業をしていると、とにかくお腹が減ります。晩ごはんとお酒の美味しさは森の暮らしならではです。

森にいると日々勝手に動いている状態になります。森のちょっとした手入れ、草刈り、土を運ぶ、丸太を運ぶ・・・いろいろな場面があります。

斜面の往復だけでもそれなりの運動量です。

基本すべて自分でやります。誰もやってくれる人はいません。

作業をやっていると、「これって自分でできるんだ!」と自信も生まれてきます。

都会でわざわざお金を出して筋トレするくらいなら、森の中でナチュラル筋トレする方がからだにもお金にもやさしいですよね。

心が晴れる

森の木々

「どんよりした気持ちで会社に行きたくないなあ・・・」と思う日ありますよね?僕も会社員時代そうでした。都会の生活は便利、でも窮屈なところがあります。

森には美味しい空気、水、食べ物があります。澄みわたる青空をボーっと眺めているだけで心に潤いが生まれます。

森、自然の包容力は絶大。おそらく人間のDNAにつながっているのだと思います。

おおらかな気持ちになれる

森周辺の道は真っすぐで車の量も少ない。信号もほとんどありません。改めてこんな道こそ自動車が走る道という気持ちになります。

町にいると信号待ちや渋滞でイライラすることばかり。イライラが募ると、周囲に腹が立ったり心の状態が乱れていきます。

何気ないことのようですが、日常の積み重ねが心とからだをつくっていきます。

新しい毎日、新しい自分が見つかる

「今日もつまらない一日になりそうだなあ・・・」と思うことありませんか?

森にいると毎日新しい発見があります。発見というと大げさに聞こえるかもしれません。そうではなくちょっとしたことです。

例えば、今日森に行くと今までみたことがない小鳥を目にした、こんな鳴き声だった、小さな花を見つけた、なんていう花なんだろう?とか些細なことです。

そこから興味関心が湧いてきて図書館で本を探します。今まで立ち寄ったことがないジャンルの書棚。手にする本には知らなかったことが書いてある。世界が広がる・・・といった感じ。

今まで気にもかけなかったもの、知らない世界が身近になっていきます。心豊かな暮らしとはこういうことをいうのではないでしょうか。

時間の使い方が変わる

「今日はあの人に会って、これとあれをやって予定がいっぱい・・・」ということありますよね?

都会の暮らしは時間に追われています。別にそうしようと思っていなくても周囲がそうなので知らず知らずそうなってしまいます。

森の中は、ゆったりと時間が流れます。朝日が昇って、夕方日が沈む。大工仕事やフィールド開拓をしているときはほぼ時計を見ることはありません。

朝日とともに作業を始め、夕暮れとともに作業を終わる。小さな家の大工仕事はそんな感じです。「今、太陽があの辺にあるから2時くらいかな?」そんなことを言っている自分がいます。

本来の人間に営みに戻れるといったらいいかもしれません。

何が必要か選別できる

都会にいると、否応なしに情報の渦に巻き込まれます。常に情報と接していないといけない気になります。それって実は思い込みでしかないんですね。

都会の暮らしには余計なものが多過ぎます。余計なものをはずしたら何が残るのか?現代人がやってみたらいい動作です。

人が生活していくために必要なものとは何か。衣食住、実はめちゃくちゃシンプルです。生きる原点に立ち返ることができます。

何気ない日常が鮮やかに変わる

「毎日同じことの繰り返しでつまらないなあ・・・」と思っていませんか?日々に追われているとその日にあったことを振り返る機会もありません。

実はその繰り返しの中にこそ価値があります。

森での暮らしに同じ日は二度とありません。毎日が新鮮で刺激的。というか、一日を大切に生きようという意識が芽生えてきます。だからそう感じるようになるのだと思います。

メリハリがつく

人は毎日同じ環境で同じことをしているとそれに慣れていきます。そして当たり前になります。

当たり前になると新鮮さを失っていきます。

都会の生活をしていたら都会、地方の生活をしていたら地方。今やっていることが当たり前。何の変哲もない・・・そんな感じですね。

メリハリをつけるために地方と都会を適当に混ぜる生活は有益です。

余白がつくれる

森で寝転がる

日々予定やスケジュールに追われていませんか?

余裕のない毎日は疲れるし窮屈です。続けていくとだんだんと疲弊していく自分がいます。

往復の道中。高速を使えば苦もなく現地に入れます。でも行くことだけが目的ではないでしょう。

だから道中はあえて下道。慌ててもしょうがない。行き来の会話をたのしむ。見過ごしていた景色に気づく、新しい発見をする。

あれをやろう、これをやろうと思わない。都会とは違う時間のながれに身を任せる。

特に何をするというわけでもない。昼寝したり、本を読んだり、近所を散歩したり。やることの選択肢が少ないから自然にそうなれます。

余白があるから自由度が広がる。自由度があるとたのしくなります。

二拠点生活をすると、人生に大切な余白に気づき、自分からつくれるようになります。

人工物でなく自然のものを感じる

垂木

日々、人工物の中に埋もれていませんか?といっても意識しないとわかりませんよね?

機能性や効率性を追い求めた工業製品があふれ返っています。もちろんそれはそれで便利だし至れり尽くせり。人工物ばかりに囲まれて生活すると人間の頭は退化していく気がします。

僕たちは森の小さな家を自分たちでつくりました。木造住宅は思ったようにできていきません。材と材を合わせてぴったり合うなんて稀です。木は生き物、反っていたり、曲がっていたり個性があるからです。

だからいいんです。合わないときはどうしたらいいか頭を動かします。自分なりに工夫します。今まで使っていなかった脳みその部分が動いている感覚です。

昔の人は不便でした。だから知恵を出しながら生きてきた。そのことを実感できます。

公私混同をたのしめる

焚き火

仕事とプライベートを分けてリフレッシュしたいと思っていませんか?

一見、その通りに見えます。でも本当にそれでいいのでしょうか?

実は仕事と遊びなんて区分けはないものです。仕事が遊び、遊びが仕事。仕事から遊びが生まれるし、遊びから仕事が生まれる。この循環からたのしい仕事ができていきます。

分けようとするから無理が出る。いいんです、一緒にしちゃえば!

ワーク×ライフ=無限大」。そんな心持ち、やり方が自然に身に着くようになります。

都会と地方、双方の良いところがわかる

二拠点を行き来すると、都会と地方の両方を交互に体験できます。暮らしの比較ができます。

地方には地方の良さ、都会には都会の良さがあります。そして一見デメリットと思っていたことも見方を変えればメリットに変わります。その違いがわかるようになります。

ローカルな場所にいると都会の状況がわかりません。都会にいるとローカルはわかりません。

また、人は不思議なもので、どちらか一方になるとその環境になり切ってしまいます。身のまわりにあることが当たり前になります。

当たり前になるとその枠から出られなくなります。結果、頭がかたくなり、新しいものを見つけられなくなります。

いつもフレッシュな感覚でいられる。物事の価値を感覚が磨かれる。そんな効果が二拠点生活にはあります。

地元と接し、新しくやりたいが見つかる

地方には地元の人が気づいていないたくさんの宝物があります。「これをこうしたら何か生まれるかも?」「こんなことしたら面白そう」などいろいろとアイデアが浮かびます。

僕たちが新たな商いをかたちにしていったのは、数年かけて地元の人や場所やものと接してくることができたからです。頭の中だけで考えていたら地に足着いたものはできていなかったと思います。

今まで知らない世界、見たり聞いたりしているだけでワクワクしてきます。何かするということまでいかなくてもたのしい毎日が訪れます。「見える景色を広げる」効果が二拠点生活にはあります。

二拠点生活のデメリット

このように二拠点生活にはたくさんのメリットがあります。「そんなにいいことばかりじゃないよね?」とも思うでしょう。デメリットも挙げないと比較になりませんよね。

「何がデメリットなんだろう?」といろいろ考えてみたのですが、結論から言うとそこまでのデメリットはありません。強いて挙げるなら、下記2つということになります。

体力が要る

現地との往復で下道を使えば長時間ドライブになります。となると当然身体は疲れます。ただしっかり寝れば回復するので、そこまで深刻な問題ではありません。

二拠点をやると日頃から体力をつけた方がいいという気持ちにも変わってきます。健康志向ですね。時間をつくって歩くなんていいですよね。とはいってもまだまだ完全にできていませんが笑

ちなみに僕たち夫婦はアラカンになって二拠点生活をしてきましたが、さすがに疲れが残ることはあったものの、苦になったことは一度もありません。自宅に戻ったときにしっかり寝ればぜんぜんイケてきました。

むしろ町に戻って別の情報を見つけては「あれがやりたい」「これがやりたい」と好奇心が湧いてきて。そんなことを考えていると疲れなんて吹っ飛んでいきます。

お金と時間が掛かる

お金の問題は住居費と移動費が余分に掛かるということでしょう。

住居費は自宅と別に発生します。森の拠点をどうするかで費用の掛かり方は変わってきます。コツは最初からお金を掛けなければいいということ。

やりたいと思っても今後どうなるかもわかりませんよね?短期賃貸などでやり始め、様子を見ながら延長していくといったやり方をおすすめします。

賃貸物件には6ヶ月以内契約といったものも多数あります。また地方は家賃が思ったほどでもないことがわかります。あまりこだわり過ぎなければ負担なく始められます。

移動費の中で大きなものは高速代です。これは上記した疲労度にも関係します。僕たちはほぼ下道を利用していますが、適度に高速を混ぜるといった方法でいけば、さほどの負担にはなりません。

月数回どこかへ遊びに行くことと比べれば、単純に持ち出しという感じにもならないでしょう。

デメリットは考え方次第

強いて挙げるとこのくらいで、実は二拠点生活にデメリットらしいデメリットはありません。というかデメリットを考えるくらいなら最初からやらない方がいいと思います。

何かを新しく始めようとしたら、当然お金と時間は今まで以上に必要になります。今までも出費は何かしらにしているはず。

ムダなものを見直して、それをこれからの新しい道筋にあてていけばそれでいいのでは?まずはやってみることです。

まとめ

いろいろと整理してみて、改めて気づいた点がいくつかあります。

人生毎日たのしくワクワク生きていくのに限るということ。そのためにシンプルに物事を発想すること。

心の声に素直であること。いいと思ったことはすぐ行動に変えてみること。行動に変えないと何も変わらないし、どうなるかもわかりません。

最初から目的も明確にして、場所をきちんと決めて、費用も組み立てて・・・なんて考えないでくださいね。止まっちゃいますから。まずはできそうなところから動いてみるのが具体化のコツ。

二拠点生活は見える景色を広げてくれるワークライフスタイル。ぜひ一歩踏み出してみてください。

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