二拠点生活&森フィールドの日常|信州小諸と埼玉

森プラス事業立ち上げへ向け、2年弱の間、信州小諸と東京近郊の埼玉を行き来する生活を送っている。そのままの日常を記録にした。これから二拠点生活を始めてみたい人の参考になればと思う。

目次

町;勉強に勤しむ一日|2023.10.5(木)

今週は森2、町5の1週間。実は資格試験を控えている。もちろんこれからつくりたい商いに必要不可欠な資格だ。本格的に取り組み始めて6ヶ月弱。試験当日まで10日を切った。

自宅ではついつい緩んでしまう。なので近所の図書館へ。公園を抜けるお気に入りのコース。雨上がりは空気が澄んでいる。草木がいきいきしてみえる。

歩いているといろいろなことが頭に浮かぶ。発想転換に最適。思いついたことはその場でメモする。すぐに忘れちゃうからね。

公園の道すがらにある大木。センダンという名前のようだ。樹齢はどのくらいだろう。立ち姿に圧倒されていつも見入ってしまう。

機会を見つけてこうして気になった木を調べてみる時間をつくってみたいと思う。と言いながら実行に移っていないが・・・苦笑。

夕方、受験当日に向けて腕時計の電池交換。常日頃、腕時計はしない。何だか縛られる感じがいやなので。それにしてもやっているお店が少ない。時代が変わったのかなあ?

スーパーでサンマをゲット。最近高値になってお手軽感がなくなった代物。新鮮そうで安かった。晩ごはんで食す。ハラワタまで美味しくて美味。正解だった。

このところは勉強漬け。勉強ぎらいなのにここまでやっているのは自分としてもめずらしい。ここまで来たら、やれることをできるだけやって悔いが残らないようにするしかない。自分に言い聞かせる。

森フィールドへ移動|10.6(金)

早朝、メンバーへのメッセージを思いつき書き始める。急に降ってきてそのまま文字にする。こんなことがちょくちょくある。ほぼ決まって朝起きたとき。やはり脳のメモリがリセットされているからか。

午前中は図書館へ向かう。日差しは暑いけど、そよぐ風が心地良くなった。

開館前に到着すると、もう何人か並んでいた。ほぼ高齢者、一人はそれ以外。数日通うとどんな人たちが来ているかわかるようになる。

休憩がてら書棚にあって気になる本をめくってみる。木の和名の由来が解説されている。タイミングをみて借りてみよう。

自宅でお昼を済ませ、小諸へ向かう。今回は週末に行われる別荘地イベント応援が目的。いつもの下道道中。

風が強め、でも気持ちいい。窓を開けて車を走らせる。

1年前、森と町の往復をしながら、いろいろなルートを走ってみた。その中で信号が少なく比較的ストレスのない道筋を見つけた。

日が傾き、秋の夕暮れになった。やっぱり秋は落ち着く。

国道254号線をひた走り、富岡を過ぎ下仁田に入る手前にある「田園のパン屋PANNAさん」。夕飯はそれほどお腹が空いていないのでここで調達することにする。

お店の前を通るといつも車が数台停まっていて気になっていた。前回やっと寄ってみると、ここのパンが絶品!一回でファンになってしまった。焼きたてのバケットと数点を購入。

バケットは表面のカリカリと中のモチっと感が絶妙なバランス。ハムとレタスとチーズをはさむとシンプルで豪華な食事に変身。バケットと最高に合うワインと一緒に気持ち良くなっておやすみ。

森;資格試験勉強+家づくり|10.7(土)

午前中は小諸図書館で勉強の追い込み。三連休の初日なのに、開館30分ほどで自習スペースは満席に。

過去問を何度も解いているが、なかなか頭に定着しない。年齢と記憶力には相関関係があるのだろう。

集中力は1時間が限界。気分転換で書棚を歩く。

お、こんな本あるんだ!読みたくなるが今は我慢。試験が終わったら堪能したい。

抑制されると余計に欲望が増すのは人間の性なのか。試験勉強もやればやるほど、やりたいことが頭に浮かぶ。この思考環境、これからも何かに使わないと損だと思う。

お昼をはさみ、久しぶりに現場フィールドへ。あいかわらず外壁張りに勤しむ。

半分から上を張るのだが、採寸カットして合わせてみると、なぜかつなぎ部分に数ミリのスキマができる。

測り方や合わせ方を変えて何度やってもうまくいかない。原因がわからない。

とかやってると作業が進まないので、その都度修正をかけて張っていく。

足場に上がったり下りたり、それだけでも時間が掛かる。何とかつなぎ部分を終えて、次回以降右へと作業を進めていくことに。

サッシまわりは細かい加工も出て、さらに時間と手間がかかる。

夕方になると気温が13℃ほどになっていた。この1週間で一気に寒くなった。資格試験が終えたら、馬力を上げないといけない。

森;別荘地コミュニティイベント支援・町へ移動|10.8(日)

早朝、気になることがあって目が覚める。思い立ってメンバーフォロー。個別でメッセージをつくり送る。

コミュニティ運営をしていると、いろいろなことが起こる。一人ひとり考え方も事情も違う。

そもそも違う人間の集まり。気になることはその都度やっていく。そうしないと後で大変なことになる。

午前中は別荘地コミュニティのバザー&フリマイベント。役員メンバーお宅のカーポートを利用しての開催。

寒さと雨天が心配だったが、時たま太陽も顔を見せてくれて上々。身内や知り合い中心だったがこじんまりとにぎやかに。

役割としては報道班。誰かに言われたわけではないが写真で思い出づくり。ファインダー越しに高齢の方々のいきいきした表情に元気をもらう。

午後から埼玉自宅へ戻る。町への道ですっかりに定番になったはま寿司で腹ごしらえ。自分の好きなものを好きな量だけ食べれるのが魅力。

森フィールド作業時は大工仕事が優先なので食事が簡単になる。特に魚系を食べる機会がないので恋しくなる。

下道利用だったが、三連休の中日のせいか途中から渋滞。これがあるとかなり疲れる。

森と町の行き来を始めて、街中の渋滞とかに耐えられくなった。今まで当たり前と思っていたことをリセットできるのも二拠点生活のメリットと言える。

町;オンラインで集いの場|10.9(月祝)

スポーツの日。体育の日ではなくなったみたい。朝からメンバーに集まってもらってオンライン雑談の場。やり始めてかれこれ3年になる。近況をひと言でスタート。「今日みんなに聴いてみたいこと」を伝え、その話題で進行する。

「お気に入りのテレビ番組は?」「本はどのくらい読む?どんな本?」「最近うれしかったことは?」今日挙がった話題。こんな感じであっという間に90分過ぎていく。お互いの人柄、個性が見えて、より深く知り合える空気感。

主催している僕自身がたのしみになっている。コミュニティ運営は長年やっている。キモはお互いの背景を知り合うこと、そしてつかず離れずの距離感。この2つと感じる。

もう一つのコミュニティをオンラインで1時間やった後、朝ごはん。昨日のフリマで買ったとれとれ新鮮野菜ともちもとパンで美味しいひととき。やっぱり新鮮さが一番、フィールド近くに産直販売所があるらしい。一度のぞいてみたい。

続いて勉強に入る。試験まで1週間を切る必勝態勢。午前、午後と取り組む。座ってばかりだとからだもあたまも硬直する。近所の100均までフセンを買いに歩く。

距離にして10分強だろうか。傘を差して歩くだけでもほぐれる。途中、店舗改装を女子大工さんが二人、雨の中作業をやっていた。がんばってるな~、最近の習性か建築現場にはつい目がいってしまう。

町;メリハリつけて集中する|10.10(火)

早朝PC仕事を終え、朝ごはんの後いつも通り図書館へ。今日は一番乗り、誰もいない。一番は清々しい。勉強に取り掛かる。相変わらず記憶装置は鈍い音を立てている(泣)

煮詰まったときは空をボーッと眺めてみる。すっかり秋の空だ。よく見ると雲が重なり合って、それぞれに動いているのがわかる。奥行きがある。 こんな時間を数分もつだけで、少しずつ脳が和らいでいく。森に帰ったら存分にやろう。

休憩時間に気になる本を手に取る。フォレスターという名前が飛び込んできた。世の中にこんな定義の仕事があることを知る。森と木にはずっと関心を寄せているが、まだまだ知らないことだらけと思う。

17時すぎ、図書館を出るとあたりはうっすら暗くなっている。通り雨もあったようだ。帰り道は街灯が照らされていた。秋の夕暮れは一日一日ごとに増していく。同じ道を行くと日々の変化にも気づく。

こうした記事をみていると、「あなたいったいいつ仕事しているの?」と疑問に思うかもしれない。もちろん仕事もやらないといけない。実は合間合間でメールのやりとりをしたり、記事を書いたり、一緒に仕事をしている人と打合せをしたりしている。

このところは勉強が最優先。その間のスキマ時間で事務作業などを行う。その方が集中力が増すし、アイデアも豊富に浮かんでくる。短期決戦の連続という感じ。このやり方結構イケる。定着させていきたい。

町;すっかり図書館効果にハマる|10.11(水)

早朝PC仕事を終え、焚き火コミュニケーション協会®の関西支部メンバーとオンラインで打合せ。最近新たに立ち上がった。共感の仲間が増えるのは何より、軌道に乗るまではきめ細かくフォローする。

打合せは、先方さえ問題なければ朝時間を使う。その方が頭がクリア、テンションも上がるからだ。

80分ほどのミーティングを終え、勉強体制に入る。ここ数日はこのパターン。週末までの辛抱だ。何とか乗り切ろう。

朝ごはんを済ませ、図書館へ向かう。時間がもったいないのでチャリ。木々が秋の日差しで輝きを増している。公園の管理の仕方はある意味勉強になる。自分のフィールドでも取り入れられるものはそうしていきたい。

休憩時間はいつものように一冊持ってくる。タイトルと植物生態学者という呼称が気になった。ちょっとだけパラパラと眺めてみた。かなり深い文章だ。

午後から再度図書館へ向かう。公園内にあるイチョウ並木がいい感じに色付いてきた。もう少しすると一気にピークを迎えることだろう。秋のシンボル。

席について勉強開始。しばらくすると早くも集中力が欠ける。隣りにいるおばあちゃん。地図の本を数冊集めて何やら一生懸命メモしている。何をやっているんだろう?こんな情景が見られるのも図書館通いの効用といえる。

こんな本にまで興味がいく。学問というところに惹かれているような気がする。早く勉強を終わらせて読んでみたい。いったい何屋になりたいんだろう笑

書棚をぬってウロウロ。気になった本をめくる。はじめに読んで気軽に借りる。思った内容と違ったら返せばいい。拾い読みもできる。調べ物には最適かも。

以前知り合いが図書館で5冊本を借りて読んだら、新しいテーマで講演ができると言っていたのを思い出す。いきなり真似はできないがなるほどと思う。本屋ではできない今まで知らなかった世界。59歳にして初めて知る。

二拠点生活1週間まとめ|森と町でメリハリをつける

今週を振り返ってみる。森2町5で町にシフトした1週間だった。途中で森の仕事がありトンボ返りした。

傍目には大変そう・・・と目に映るかもしれない。当の本人はまったくの逆。行ったり来たりがあることでメリハリがつく。「明日から森だから今日までにこれをやる」というリミット思考になる。

これがただ漫然と毎日を送っていたらどうだろう。「いつかやりたい」でずっと流されていつまで経ってもやらないというのが関の山になったに違いない。

二拠点生活を始めると日々に強弱がつくようになる。毎日に刺激をもって生きたい人におすすめのライフスタイルと言える。

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