焚き火の宿を運営しているログハウス物件を売却することが優先事項になっていたこともあって、新しいフィールドは目鼻もつかないまま、2021年は幕を閉じました。
2022年が明けると、新型コロナが再度拡大し、まんえい防止措置が出て、現地へ行くことができなくなりました。
やきもきしながらの中、2月のはじめ。出張していると、ヨメサンからメッセージが来ました。
「気になる物件があるので早速Kさんへ電話した。すると、それ以外でまだ値段を決めてないのでネットに載せてない物件があるという話。ぴったりかもしれないと」
「3,798㎡、***川から西のところ、水道は引けないので井戸になる。物件の見学はうちの方から日程をだしてくれればいいとのこと。納車はいつになるかが問題だけど、電車で行ってみるか。そのほうがご時世的にもいいかも。電車だったら駅まで迎えにきてくれるって」
3798㎡。3で割ると1150坪、広い!すごい!と飛びつきました。今回の不動産屋Kさんは半年前に紹介してくれたつながりのある人です。
自家用のキャラバンを手放して、別のSUVを購入したのですが、まだ来ていません。足がないという状態でした。そこでバス利用。
ヨメさんがスピーディーに段取りしてくれて数日後に早速現地へ。高速バスは以外に安く、実際にお客さまが利用するときのイメージもできて一石二鳥でした。
まず、ネットに掲載されていた物件です。300坪なので対象外ですが、通り道にあるので寄ることに。
そこはこれまで何度も通った場所でした。残念なことに木がすべて伐採されて宅地用という感じ。持ち主をきくと首都圏の人。地元の人ではない物件が多いエリアです。
そして本命の場所へ。現地へ案内されると、以前市役所の担当者から紹介されたエリア付近で、狙っていたあたりでした。木々もきれいです。
難点は、さらに奥に入ったあたりにゲートがあり、ダンプが出入りしているふうの様子がある点、壊れた建物と倉庫が残っていて、撤去にはかなりの手間とお金が掛かりそうな点。
※後になって落ち着いて写真を見ると、大変な状態ですね。でも現地にいたら、「こんなの何とかなる!」と冷静さを失ってしまうから要注意です。
早く決めていかないと事業スタートができません。帰りの車で不動産屋さんと会話しました。
「どのくらいの予算ですか?」
「できたらいろいろ込みで500万から550万におさめたいと思っています」
「えっ!、、、じゃあ私の取り分は、、、」
いきなりトーンが落ちたのがわかりました。価格面で思惑と大きな開きがありそうです。
駅で別れるときも「先方は会社なので時間が掛かると思います。良い物件が出たら優先してくださいね」とのひと言、期待薄です。今回も弾丸ツアーは無駄足になったかも。
数日後、不動産屋さんからメールが届きました。
「先日はありがとうございました。売主の**工業さんに水道の引込ができるのかできないのか、また費用がどのくらいになるのかを調べて貰えるように依頼しています。少しお時間ください。とのことです。それと並行して売却の金額も相談したいとお話しています。今年は寒いせいか水道屋さんが大忙しのようです。しばらくお時間がかかるかと思いますがお待ちください」
読んだかぎりは可能性が残っているみたい。待つことにしました。
そして2ヶ月弱経ったある日、メールが届きました。
「ご連絡遅くなり大変申し訳ありません山林ですが、水道の引込ができないと業者からの回答がありました。売主さんが売買金額はさすが、400万円~500万円では売買できないとの返事が来ました。『なら、いくらなら?』と話しをしていますが、この返事が来るのはかなり時間がかかりそうです。ここまでお待たせしてこの結果で大変申し訳ありません」
予想通りですが、いかにも返事が遅かった。幸いこのときはもう場所を決めていたので問題ありませんでしたが・・・
ほんとに難航の連続でした。
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