自分で小さな家を建てる|断熱材仕上げ編|森の暮らし体験レポート⑫

my forest,my home。自分の森で自分の家をつくる。ど素人アラカン夫婦二人が一級建築士のサポートを受けながら、森の中の6坪ハウスをDIYするプロセスを工程ごとにまとめた記録です。

内部の枠組みができたら断熱材をはめ込んでいきます。

目次

断熱材の種類

断熱性・施工性の両面からグラスウールにしました。密度16Kという規格。メーカー表記には「住宅防音工事標準仕方書」対応とあります。

  • 比較的安価で一定の性能を得られる。
  • 施工性の良さがいい。軽く柔軟性がある。加工がラク。天井や高い壁に入れるので作業がしやすい方がいい。
  • 手に入りやすい。ホームセンターでいつでも少量でも買える。

一級建築士サポーターによるグラスウール選択のものさしです。たしかに作業するとなるほど!と思うことばかり。

断熱材グラスウール

一度に購入するとスペースをとります。そうでなくても物であふれる現場。そのつどホームセンターに買いに行く方がいいですね。

断熱材グラスウール

1梱包に8つ入っています。圧縮されているのでビニールを開けるとビヨーンと膨らみます。430ミリ幅は450ミリの間柱にちょうどはまるサイズ、縦は2740ミリ(9尺)なので合わせてカットしていきます。

断熱材グラスウールのカット
断熱材作業

カットするのに最初カッターを使いましたが、ハサミの方が切りやすい感じです。風塵っぽく繊維が出てくるのでマスク着用がベターです。

2階部分の設置作業

このところの夏の酷暑は信州でも同じ。屋根部分は設計変更して暑さ防止でグラスウールを二重にすることにしました。その分、グラスウールが入るスペースを広げる必要があります。

野縁と呼ばれる材を設置します。野縁は垂木と平行にするため、吊り木で固定していきます。吊り木とは垂木と野縁をつなぐ材のことをいいます。

耳と呼ばれる縁のシールのようなところを貼る前にひと通り出しておいた方がいいです。タッカーで留める際、打てるスペースが限られ打ちにくくなるからです。

特に屋根部分は狭いところで寝転がっての作業になります。耳を出しておかないとつらいですね。

天井へ断熱材を入れる

2つ目は耳を留める場所がないので、垂木の間の横に材を渡して落ちてこないようにします。

ヨメさんもかなり手慣れた手付きになってきました。やっぱり二馬力は心強いです。

天井へ断熱材を入れる

思った以上にうまく入っていってくれました。外まわりの作業とは格段にスピードが違います。

天井部分は予想以上にスムーズに進行、約2時間で完了です。こんなにスピーディーだとうれしくなりますね。

1階部分の設置作業

1階は何もないところは上下のサイズに合わせカット、そのままはめ込んでいきます。コンセントボックスや電気配線があるところはよけて入れます。

意識しないといけないのは「スキマをつくらない」こと。木は年数が経つとやせてきます。少し大きめで突っ込んでいくくらいがいいようです。

通気口といった大きなスペースは横イチで切れ目を入れればスムーズに入りました。

結局トータルで購入した断熱材は9梱包。1枚残しで終わりました。一つ8,980円なので8万円ちょいというコスト。屋根が二重でなければもう少し安く上がったと思います。

断熱材のまとめ

断熱材作業

意外にすんなり終わったというのが感想。広いスペースにはめ込んでいくのでそれなりに時間が掛かると読んでいました。おそらく作業時間トータルで4~5時間くらいだと思います。

注意が必要なのは電気工事の日程調整。電気工事は壁や柱に穴を開けます。断熱材を入れる前に工事を終えておかないといけません。電気屋さんと調整がうまくいかないとスケジュールが延びてしまいます。

もしかしたら、全行程の中で一番スムーズで短時間に仕上がった断熱材作業でした。

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