柱と床材を接合するのに補強金具を使います。業界では金物って呼ぶんですね。建築業界はほんと専門用語のオンパレードです。
森の小さな家は在来工法でつくっていきます。ただ全ての箇所を継ぎ手、欠きこみ加工するには時間と手間が掛かります。
金物で代替えできる箇所は加工をせずに進めることにしました。建築基準法に準じた金物が必要になります。建築士から金物メーカータナカのカタログを貸してもらいました。
ルールからいくと、表示として「ほ」以上でないといけないらしい。いろはにほへとで強度ランクを表記するなんて面白いですよね。
どこで買えばいいの?通常は建材屋さんといった類みたい。そんな付き合いはないので、ネットで型式をそのまま入力。するとネットショップが出てきました。
ネットで買えるんだ!ということで最初に購入したのがモノタロウ。1個単位で買えて翌日には届くのがいいですね。
デメリットは送料。初回は3,000円以上のロットで買ったのでよかったのですが2回目は小口になりました。
そこで見つけたのがカインズオンライン。これだとネットから指定店舗で取り置きできて当日取りに行けばすぐに手に入ります。店頭で探す手間と時間も省けるし、ほんと便利な世の中ですね。
その後はタナカのWEBカタログで目ぼしいを見つけ、カインズオンラインで取り置き注文するという一つの流れができました。
二拠点で行き来する途中にカインズ数店舗があり、どこかの店舗にはほぼ在庫があります。余計な時間をカットしたい今の僕たちにはこれが一番便利です。
この情報を知るまではホームセンターで補強金具を購入していました。すると種類も限られているし単価もそれなりに高め。
金物専門メーカーの品物だと機能が優れていてしかもリーズナブル。一つひとつに専用ビスがついていてきちんと留まります。
通常ビスだとネジ山がつぶれてしまうことがありますが、付属のビスは四角穴なのでその心配がありません。専用のビッドは必要になります。
こうして以降、補強金具はこの方法で入手することにしました。補強金具は専門メーカーのものを使う方がおすすめです。
建築金物を使う際に注意したい点が一つあります。それは金物の上に次の材を重ねるときに刻まないといけない手間が増えるということです。また防湿防水シートを貼るときにも出っ張りが出てしまいます。
金物を使うと木材の接合は手を掛けずにできますが、その分、後からの工程で手間が掛かります。「また金物が出てきた・・・」何度思ったことでしょう。
もちろん金物あっての家の骨組みなんですけど・・・。細工するときはそれはそれで大変です。
金物を使うのはあくまで初心者向け。軸組み工法で建てていくには、できたら最初から刻んでおいてつないだり差し込んでいった方が本来のやり方になるわけですね。
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