山林を買うための情報収集方法|山林、空き家、別荘地中古物件

自分のフィールドを持ちたい、山を買いたいと思ったとき、どうやって情報収集をしていったらいいんだろう?何から手をつけていったらいいんだろう?

最初は手探りになりますよね。本記事では、体験談を交えながら、実際にどうやって情報を集めていったかをまとめてみました。

目次

山林物件さがしの方針

最初に何がしたいのか、そのためにどんな物件を見つけたいのかを決めていきます。思いつき、闇雲で動くと時間もコストもむだになるからです。

僕たちの場合は、当時所有していた中古ログハウスを売却し、理想の焚き火フィールドがつくれるような場所へ移転する。そして、できるだけ速やかに事業が再スタートできる。これが基本の考え方でした。

①1000坪以上の山林を入手して小屋を建てて、少しずつ開拓していく
②1000坪は無理でも、そこそこの土地がある空き家を探して、広げていく

まず進め方の方針を立てました。①と②の両面から情報を集めていくことにしました。移った先でできるだけ早く事業スタートをさせることを優先すると、②の方が現実的です。

一方で空き家利用となると、ゼロからつくっていく醍醐味がなくなってしまうというデメリットもあります。

山林系は現地に移って根を張らないと良い物件は見つからないようにも思えます。所詮よそ者感覚ではうまくいきませんよね。

いろいろな思いを巡らせながら、情報収集を重ねていきました。

まずは徹底してネットリサーチ。朝。目が覚めて寝床の中であれこれ検索、これかも!と思ってリストアップする・・・そんな毎日です。

山林売買サイト

山林売買に特化したマッチングサイトというものがあります。具体的には、山林バンク、山いちば、山林売買net、森林netなどです。

希望のエリア、土地の面積、水道・電気のライフライン有無、平坦地があるかなどで絞り込んでいきます。

このところのキャンプブームもあってサイトの種類が増えています。プライベートキャンプができる場所を持ちたいといったニーズです。数年前、物件さがしをした頃はこんなにはありませんでした。

ネット上でのみやりとりするもの、人が介するものの二通りがあります。物件購入なので人が介するものの方がいいです。

多くの場合、こうしたサイトは問い合わせしても返事が戻ってくるまで数日かかるか、下手したら返事すらないこともあります。

最初の頃はそんなことも知らず、イライラしていました。

あてにして待っていたら時間のロスになります。本気で探すのなら、電話してプッシュするなども必要です。

送ってくれる資料には詳細情報はないので、目ぼしいところには現地確認が必須です。

僕自身は、最終山林バンクからの情報でフィールドを決めました。担当者に何度も電話して希望を伝えました。現地視察も重ねました。でも出てきませんでした。

担当者は人柄の良い人ですが、自ら動き回っているので余裕がありません。こちらからの連絡になしのつぶてということも多々ありました。そのあたりを加味して接点を持ちました。

数ヶ月が過ぎたある日、たまたまサイトに掲載があり、すぐに現地へ飛び、決めたという流れでした。

田舎暮らし系サイト

「田舎暮らしネット」「ふるさと情報館」「いなかも家探し」などあります。山林系の検索していると逆引きでも出てきます。

山林そのものより、建物付き物件が多く掲載されています。物件数に限りがあるので、あくまで情報源の一つという感じでの利用になると思います。

実際利用した感想でいうと、ふるさと情報館は担当者が対応してくれますが、田舎暮らしネットは連絡がつかず苦慮しました。実際に試してみてください。

空き家系サイト

世の中的に問題になっている空き家をマッチングするサイトも多数あります。代表例は空き家バンク。各自治体が運営する空き家になっている物件をまとめてマッチングする仕組みです。

2017年頃、以前の物件を探した頃からすると、数も増え、内容も充実してきています。

アットホームが全国の空き家バンクをまとめるポータルサイトをつくっています。

ただ多くの場合、自治体運営なので詳細のことはわからないし、細かな対応もしてくれません。ひと通り目を通して目ぼしい物件が見つかったら、提携している不動産屋に直接連絡をとります。

他にも、「家いちば」「みんなのゼロ円物件」などがあります。

家いちばには別荘物件が多く、少し変わった物件もあります。取引するときは仲介業者が入るみたいです。

現地不動産屋ホームページ

ネットで行き来していると物件名からヒットするもの、上記空き家バンク経由のもの、他の検索ワードから出てくるものなどあります。その中から掘り出し物件を見つけていきます。

YouTube

物件そのものというより、物件の探し方、山を買ったらどうなる、メリット・デメリットなど生の情報を載せているチャンネルがあって役立ちます。

グーグルアース・グーグルマップ・ストリートビュー

物件を見つけたら、周辺環境を確認します。グーグルアースは細かなところまではわかりませんが、だいたいの周囲の様子は把握できます。便利な世の中ですねー

とにかく深堀り

「地域名+山林」で検索、グーグルの最終ページまでくまなくチェックしていくという方法もやりました。

見つけて問い合わせしても返事すら戻ってこないというものもあります。情報が古いのでしょう。一度はやってみるのはありですが、ロスもあり結構疲れます。

その他奥の手

役所関係

市役所や役場の移住促進、空き家活用を管理している窓口に出向き、きいてみるのも一手です。

僕の場合は商業観光課という部署で担当者とつながり、何度か接点を持ちながら候補地を一緒にリストアップしてもらうようなこともしました。熱心な担当者に出会うことができる可能性もあります。

別荘管理会社

山林を探していると、それなりに別荘地物件が出てきます。別荘なんてお金持ちの世界・・・と思っていましたよね。でも実際は空いた土地が多数あります。


別荘管理会社に置いてあったチラシで格安物件を見つけたという情報もあったので、「エリア名+別荘管理会社」で検索。

するとその中に多数物件を掲載している不動産屋のサイトを発見。さらに深堀り・・・なんてこともやりました。

現地の立て看板

現地に立っている看板から電話をかけたりもしました。ある別荘地現地から電話すると、「どこの物件でしたっけ?」みたいな不動産屋もいました。

どれだけ放置されているかが垣間見れます。太陽光の業者と間違われたりもしました。業者は足で稼いでいるんですね。

森林組合

山にかかわる組織に森林組合というものがあります。何か情報を得ることができないかと考えました。

いきなり行く前にまず電話でその旨を伝えると、「そういうことはやっていません」の一点張り。事務のおばちゃんという感じもあってか取り合ってくれませんでした。

木材組合のようなところへも電話してみましたが、「うちは山から伐り出した木を扱うところなので、山の持ち主とは接点がない」とやはりその場で門前払い。なかなか見つかりませんでした。

いったん調べたら整理

検索を繰り返していると、時間があっという間に過ぎていきます。寝床でやっていて気がつくと2時間やっていたなんてこともざらでした。

いろいろ見ているとだんだんと頭が飽和して、判断ができなくなっていくので注意が必要です。

僕は他の仕事もあるので片手間でしたが、ヨメさんは一日中パソコンとにらめっこ。思いの行き違いで激論を交わす日もありました。

あれもこれもとなると意思の疎通が図れません。必要な条件を再度リストアップし、優先順位をつけて調べていくことをおすすめします。

まとめ

いろいろと情報入手方法はありますが、これがベストというものはありません。とにかく地道にあきらめることなく探していきます。

動いていると、つながる縁も生まれ、思わぬ情報が入ってくるようになります。とにかく実際に足を動かしてみてください。

山林探しをすると今まで知らなかった世界に出会えるし、探すこと自体がたのしくなります。好奇心をもって進めていってください。

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