「どうして森で暮らしているんですか?」たまに訊かれます。
その答えをひと言で言うのは、ちょっと難しいかも…。
自然の中にいてみたいから。木が好きだったから。
もちろん、それもあります。
でも、一番大きいのは、
「自分の人生を、自分でつくってみたかった」
からかもしれません。
23年間の会社員生活

某大手家電販社に22年間勤めました。
地域の小さな電器店を元気にする仕事に携わり、幹部候補にもなりました。
ところが、ある進言をきっかけに状況が一変。
左遷、降格、パワハラ…。
「このまま会社員を続けていいのか」
そんなところまで追い込まれました。
その後も、ベンチャー企業の立ち上げに参加したものの、3か月で倒産。
再就職した会社では、仕事を干されるような一年も経験しました。
ずいぶん遠回りしました。
46歳で、会社員をやめました。

でも、独立したからといって、すぐにうまくいったわけではありません。
2年ほど、食べることにも苦労しました。
そこから、起業・複業支援の仕事を始めました。
小さな商いを一緒につくる「一人商い塾」へと育ち、15年間で800人ほどの人たちと関わってきました。
その一方で、焚き火を囲んで人と人がフラットに話せる場づくりも育ててきました。
会社員時代の経験をもとに、職場コミュニケーションや組織風土について話す仕事も続けてきました。
そして、森へ。

2022年。夫婦二人で長野県小諸市にある森を開拓し始めました。
小さな木の家をつくる。
店舗アトリエをつくる。
土地を整える。
次第に、「森の暮らし」にハマっていきました。
この愉しさを伝えたい…61歳で宅建の資格も取りました。
「今さら…?」と言われることもあります。
でも、自分ではそう思っていません。
やってみたいと思ったから、やってみた。
ただ、それだけです。
僕は、答えを持っている人ではありません。

今でも迷います。失敗もします。
やってみて、「あ、これは違ったな」
と思うこともあります。
だから、誰かに「こう生きたらいいですよ」
と教えるつもりはありません。
僕自身が実験中です。
このサイトにあるのは、その記録です。
もし、今の暮らしに少し違和感があるなら…

すぐに会社を辞めなくてもいい。
家を売らなくてもいい。
いきなり移住しなくてもいい。
ただ、
「他にも選択肢があるかもしれない」
と知ってほしい。
知ったうえで、今の暮らしを選ぶなら、それも立派な選択です。
人生は、何歳からでも実験できる。
僕はそう思っています。
